INTERVIEW
インタビュー詳細

CORE
執行役員 / CTO
村下 瑛

プロフィール

技術とチームの力で、
「自己効力感」の可視化に挑む

大手IT企業のエンジニアからSHEのCTOへと転身した村下瑛さん。
最先端のチームでリードエンジニアとして活躍していた彼は、なぜ立ち上げたばかりのスタートアップにジョインしたのでしょうか。エンジニアから見たSHEの魅力を伺いました。

年収も永住権も後で取り戻せるけど、スタートアップの責任者として誘われるのは今だけかもしれない

「新しく立ち上げるサービス作りを手伝って欲しい」と頼まれたことがSHEとの出会いです。創業者がものすごい熱量でサービスを運営している姿が印象的でした。

最初は女性向けのコワーキングスペースを運営していたのが、いつしか「コミュニティ型学習プラットフォーム」という形に変化してきて。面白いサービスを作っているな、と少しずつ興味が湧いてきたんです。

以前から教育には関心があり、SHEを手伝う前に起業を考えたことも。でも、教育分野の起業は参入障壁が高く、諦めた過去があるんです。

SHEが作ろうとしているコミュニティ型の学習サービスは、ただオンラインで学習するだけじゃなく、生の人が講師やコーチとして参加するのがすごく面白い。

たとえば、コーチングを受けた直後でモチベーションが高いSHEメイト*¹さんにコンテンツをリコメンドしてスムーズに学習できる流れを作ったり、オンライン学習で生じた不安や疑問をコーチがキャッチしてSHEメイトさんをフォローしたり……。オンライン学習とコミュニティ、両者を掛け合わせて作れるインパクトはとても大きいなと思ったんです。

一度は諦めた夢が、SHEで実現できるかもしれないと期待で胸が膨らみました。

当時はアメリカのIT企業でシニアエンジニアとしてチームを任されていましたが、

「いまの水準の年収やアメリカの永住権は後でいくらでも取り戻すチャンスはあるけど、スタートアップで責任者として誘われるチャンスはめったにない」

と考え、ジョインを決意しました。

*¹SHEメイトとは、SHEの受講生のこと

エンジニアチームの魅力は「チーム全員で議論するカルチャー」

蓄積したデータを正しく活用していくには、さまざまな要素が必要です。土台となるインフラ、アプリなど、あらゆる要素と密接に連携していかないといけません。現在のSHEのエンジニアチームは、要素ごとに強いメンバーがいて安定感がありますね。

心理的安全性が高いのもチームの魅力のひとつ。年次も役職も関係なく、チーム全員で議論するカルチャーがあります。

このカルチャーは気持ちよく働くためにすごく大事だなと思っていて。口先だけで「何でも発言してね」と言っても、態度がそっけないとそのカルチャーはすぐに壊れてしまいます。だから、リーダーである僕が率先して「誰でも何でも発言して大丈夫!」という空気感を作るようにしています。

データと仕組みでビジョンを実現する

今の世の中「Webデザイナーになる方法」とか「マーケターになる方法」は、ネットでいくらでも調べられます。どんな勉強が必要で、どんなステップを踏んだらその職業につけるのかを調べる術は誰もが持っているんです。

Howの情報が溢れるなか、みんなが本当に知りたいのは「その努力が自分にできるのか」「自分のやりたいことは本当にそれなのか」といったマインドの部分。そこがわからないから、一歩を踏み出せない人が多い。

SHEはコーチング*²を用いて、自分の道を自分で切り開いていく自信をつける「自己効力感」を高めるところからサポートしています。その点は今の時代にすごくあっていると思うんです。

ただ、自己効力感は個人の価値観や嗜好に依存するので、人による最適化がすごく難しい。そこに技術の力を活かして、掴みどころがないものに解を与えていきたいんです。

たとえば、これまで蓄積されたコーチングのデータを分析したら、「こういう価値観の人はこういう課題を抱えやすい傾向にあるから、こういう強みがあるコーチと相性がいい」と視覚化されるはず。技術を活用することで、これまで感覚的にしか捉えられていなかったものが可視化され、解が導き出せるようになるんです。

現在SHEbeautyやSHEmoneyと新規事業がたくさん走っているので優先順位をつけながらにはなりますが、「自己効力感」の分析も今年中に始める予定です。

データと仕組みでSHEメイトさんたちの「自分だけの価値」を見つけるサポートをしていく。それが僕たちエンジニアのミッションだと思っています。

*²SHElikes受講生が目標達成のために月に1回行うグループコーチングの担当者

SHEを一流の開発会社にしていく

5年以内にSHEを一流の開発会社にしたいです。技術で一流になるのはもちろん、待遇面でも一流と言われる開発会社と遜色ないレベルにまで引き上げたいですね。

一般的にスタートアップで働くエンジニアは、給与だったり、制度だったり、何かしらを諦めていることが多いんです。これから事業拡大していくなかで、SHEを選んできてくれる人に対して「技術も待遇もSHEは一流だよ!」といえる環境を作りたい。

そのためにも、これまで以上に技術の力で成果をあげていく必要があります。

5年後の未来のために、僕と一緒にエンジニアチーム全体を俯瞰して見てくれるリードエンジニアが増えてくれると心強いですね。データを活用して「自己効力感を高める」という、誰もチャレンジしたことがない課題に問題設定から取り組んでみたい方。ぜひ一度お話ししましょう!

ONEDAY
社員の一日

  1. ~10:00
    始業までの過ごし方
    音楽を聞きながら近所を散歩し、コーヒーを煎れて始動です!二子玉川は緑が多くて散歩が捗る
  2. 10:00~12:00
    AM業務内容
    Discordでスクラムのプランニングミーティング。
    ワンチーム = 全員参加型のプロジェクト進行を掲げており、要件から開発スケジュールまで、メンバー全員で行います。
  3. 12:00~13:00
    昼休憩やランチ、談笑など
    お昼休憩は意識的にPCを切ってとります。
    暖かい季節はコンビニで買って外で食べることが多いです。
  4. 13:00~15:00
    PM業務内容
    ペアプログラミングの時間に、技術的な検討事項などをチームメンバーとまとめてディスカッションします。リモートですが、気軽に議論できる環境があるのでそれほど苦にならない!
  5. 15:00~18:00
    PM業務内容
    1on1やコードレビューなどを片付けて、実装に!
    スイッチングコストを避けるためなるべくまとまった時間を確保するようにしています!
  6. 18:00~19:00
    1日の終わり方
    対応しきれなかったタスクと、明日の予定の確認など。
  7. 19:00~
    就業後の過ごし方
    サウナつきのジムに行ってととのいます。
    運動からのサウナは至福の境地、明日も頑張るぞ!